消防格納庫を設置するには?格納庫の種類と設置するポイントを解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

「消防機格納庫を設置したい!」

「消防格納庫を設置するには?」

火災対策のことを考え、消防格納庫の設置を検討している方もいることでしょう。消防格納庫を設置することで、迅速な消防活動に繋がり、あなたの生命や財産の保護に繋がります。

しかし、消防格納庫も様々あり、製造会社も複数あるため依頼するだけでも大変です。適切な消火活動を行うには、使用目的に合った適切な消防格納庫を設置する必要があります。

そこで今回は、消防格納庫の種類から設置するポイントを解説します。おすすめの製造会社も合わせて解説するため、参考にしてください。

また、以下の記事では産業用扉導入の際におすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

消防格納庫とは

出典:江口建設

消防格納庫とは、火災や災害時に備えて消防装備品や防災用具を保管する施設です。備蓄された消防装備品や防災用具を迅速に取り出し、火災や災害の発生時に迅速かつ効果的に対応するために設置されます。

消防器具や消防服、中には消防車両を格納しているところもあり、消火活動に必要な装備品を保管しています。大規模施設や企業では、建物の規模や用途に応じて複数の消防格納庫が必要とされる場合もあるでしょう。

火災発生時は迅速な対応が生命や財産の保護につながるため、火災対策において欠かせない存在です。

消防格納庫の役割と重要性

消防格納庫は、消火器やホース、放水銃などの消防設備を適切に保管し、迅速に使用できる状態を維持するために設置されます。特に工場や倉庫、公共施設では、消防設備の適切な管理が火災発生時の初期消火の成否を左右します。

消防格納庫を設置することで、消防機器が風雨や直射日光による劣化を防ぎ、長期的に安全性を確保することが可能です。

また、消防法や自治体の防火対策規定により、一定規模以上の施設には消防格納庫の設置が義務付けられている場合があります。防災対策の一環として、適切な格納庫を設置し、火災発生時の被害を最小限に抑えることが重要です。

消防格納庫の設置基準と法規制

消防格納庫の設置には、消防法や建築基準法などの法規制を遵守する必要があります。特に、消防機器の保管場所に関する規定や、アクセスのしやすさ、安全性の確保が求められます。

各自治体によっても設置基準が異なるため、事前に確認が必要です。例えば、防火対象物として指定される施設では、消防機器を迅速に取り出せるように設置することが義務付けられていることがあります。

また、屋外に設置する場合は、防水性や耐久性が求められるため、基準に適合した仕様を選ぶことが重要です。

消防格納庫の材質と耐久性

消防格納庫の材質には主に鋼製、アルミ製、ステンレス製の3種類があり、それぞれ特性が異なります。鋼製は強度が高く、屋外設置にも適していますが、錆びやすいため防錆加工が必須です。

アルミ製は軽量で錆びにくく、屋内設置に適していますが、耐久性では鋼製に劣ります。ステンレス製は耐食性が高く、錆に強いため沿岸部や湿気の多い地域での使用に最適ですが、コストが高くなる傾向があります。

設置場所や環境に応じた材質選びが、格納庫の耐久性を左右する重要なポイントです。

消防格納庫の設置費用と維持コスト

消防格納庫の設置費用は、サイズや材質、設置場所によって異なります。一般的に、小型の消防格納庫は数万円〜十数万円程度、大型のものや特注品では数十万円以上かかることがあります。

また、定期的なメンテナンスや防錆処理などの維持コストも考慮する必要があります。特に屋外設置の場合、風雨による劣化を防ぐための塗装や補修が必要になるため、ランニングコストを事前に把握しておくことが重要です。

設置費用だけでなく、長期的な維持費も考慮し、コストパフォーマンスの高い製品を選ぶことが求められます。

消防格納庫の種類

ここからは、消防格納庫の種類として下記3つを解説します。

それぞれの特徴とメリットを解説するため、参考にしてください。

地上型

地上型の多くはガレージのような形状をしており、大型の消防装備や機材を保管するのに適している施設です。建物に隣接させたり、独立して設置するなど様々な場所に設置できるため、利便性に優れています。

また、地上にあるため広いスペースを確保しやすく、出入りもしやすいため、消防車両の保管庫としても活用されています。地上型の消防格納庫は、幅広い用途で活用できる、対応力に優れた施設です。

地下型

地下型の消防格納庫は、都市部やビルなどの高層建築物の近くに設けられることが多いです。都市部は設置場所に制限があるため、限られたスペースを有効活用できるよう、地下に設置されています。

地下に設けることで外部からの脅威や自然災害から保護される側面もあるため、消防活動の効率性の向上が期待できるでしょう。

また、予備品や物資の保管庫としても使用されており、十分な備蓄がされています。地下型の消防格納庫は、火災時だけでなく多様な災害状況に対応できるでしょう。

屋内型

屋内型の消防格納庫は建物内に設置されるため、迅速な消防活動が期待できます。

工場や倉庫・商業施設などで、多く設置されています。火災現場へ迅速に駆けつけて対応できるため、火災の初期段階での鎮火が可能となり、被害を最小限に抑えることが可能です。

また、屋内に設置されていることもあり、外部の気象条件から保護され、保管物の損傷を最小限に抑えられるでしょう。屋内型の消防格納庫は、建物の安全性を守るうえで重要な施設です。

消防格納庫を設置するポイント

ここからは、消防格納庫を設置する際の下記のポイントを解説します。

消防格納庫を設置する際の参考にしてください。

使用目的に合ったサイズにする

消防格納庫は、使用目的に合ったサイズにしましょう。消防車両を保管する場合は、そのサイズに合わせた十分なスペースが必要です。

また、消防設備や消防服なども収納する必要があるため、効率的に収納できるサイズにしてください。災害時には迅速な対応が求められるため、必要な装備や資材をすぐに手に取れる状態で保管できることが重要です。

適切な収納スペースを確保し、消防格納庫内の物品を効率的に整理することで、火災時の緊急対応をスムーズに行えます。容積と収納性のバランスを考慮して、最適な消防格納庫を選びましょう。

定期点検を実施する

消防格納庫は長期間使用されるため、定期的な点検作業が必要です。適切な定期点検を行うことで、劣化や故障のリスクを最小限に抑えられます。

例えば、消火器の有効期限の確認や消防設備の機能確認などを行いましょう。また、定期的に掃除をすることで、排水路や通風孔の詰まりを防ぎ、消防機器の傷や汚れを取り除くことも重要です。

定期的な点検や清掃を実施することは、消防格納庫の長寿命化に繋がるでしょう。

防犯機能を持たせる

消防格納庫を設置する時は、防犯機能を持たせるのもおすすめです。というのも、防犯機能がない消防格納庫だと、発電機などの機材が盗難されてしまう可能性があるためです。

消防格納庫で防犯対策をするなら、防犯カメラや防犯灯の設置、シャッターの鍵の種類などにこだわるのが効果的でしょう。また、どのような防犯機能を持たせるべきか迷った場合は、設置業者に相談してみてください。

プロの目線から、有用なアドバイスがもらえるはずです。

消防格納庫の購入方法

消防格納庫は、施工業者に依頼することで購入できます。基本的には、一度問い合わせをして、実際に相談するところから始まります。

その後、相談時にご自身の希望を伝え、施工業者から希望に合ったプランを提案してもらいましょう。そのプランに納得すればそのまま依頼し、疑問点や不安点があるなら、一度質問し、解決してから依頼するのがおすすめです。

また、相談時には格納予定の消防車のサイズ感や、どのような機能を付けたいのかなどを具体的に伝えるようにしましょう。

消防格納庫の設置を依頼する会社選びのポイント

消防格納庫の設置を依頼する施工業者に迷った場合は、下記のようなポイントを押さえて検討するのがおすすめです。

それぞれ、具体的に解説していきます。

メンテナンスを実施してくれる会社を選ぶ

消防格納庫の設置依頼業者に迷ったら、メンテナンスを実施してくれる会社を選びましょう。というのも、格納庫の扉部分などは、定期的なメンテナンスを行わないと不具合が起きやすくなってしまうからです。

最悪の場合、扉が開かなくなってしまい、消防車を出動させられない事態が発生してしまいます。メンテナンスを実施してくれる会社を探したい場合は、公式HPに掲載されているサービス内容を確認するのが良いでしょう。

もし公式HPを見ても分からない場合は、直接問い合わせてみるのがおすすめです。

施工実績が豊富な会社を選ぶ

施工実績が豊富な会社を選ぶのも、消防格納庫の設置依頼業者に迷った場合の対処法として有効です。なぜなら、施工実績が豊富な会社なら、ご自身の希望に近い施工事例がある可能性が高く、比較的安心して任せられるからです。

施工実績が豊富かどうかを見極めたい場合は、公式HPに掲載されている施工事例を確認するのが早いでしょう。どの程度事例数があるのかや、ご自身の希望に近い事例があるか、見てみてください。

また、すべての施工事例が掲載されているわけではないため、他の事例が気になる場合は一度問い合わせてみましょう。希望に近い事例を見つけられるかもしれません。

オーダーメイドできる会社を選ぶ

消防格納庫の設置依頼業者に迷ったら、オーダーメイドできる会社を選ぶのもおすすめです。格納庫を設置する場所によっては、格納庫が劣化しやすい可能性があります。

例えば、強風の日が多い地域に格納庫を設置する場合、格納扉などが劣化しやすくなってしまうでしょう。こんな時、強風を受けても劣化しにくい素材を使った格納庫をオーダーメイドで製作しておけば、安心して使い続けることができます。

消防格納庫を設置しようとしている場所の特性を理解した上で、必要に応じてオーダーメイドできる会社に依頼しましょう。

知識が豊富な会社を選ぶ

消防格納庫の知識が豊富な会社を選ぶのも、会社選びに難航した場合の対処法の一つです。知識が豊富な会社なら、どんな格納庫を設置すれば良さそうかを、ケースに合わせて的確にアドバイスしてくれるでしょう。

また、特別な希望があった場合にも、そもそも適用できるのかをプロの目線から教えてもらえるはずです。知識が豊富な会社かを判断したい時は、一度直接問い合わせを行い、疑問点や要望を相談してみるのがおすすめです。

その受け答え次第で、知識の豊富さが測れるでしょう。

技術力が高い会社を選ぶ

消防格納庫の業者選びに迷ったら、技術力の高い会社を選ぶのもおすすめです。というのも、技術力の高い会社なら希望を叶えやすく、理想に近い格納庫を設置できる可能性が高いからです。

技術力が高い会社かどうか見極めたい場合は、公式HPで技術力の高さを強みとしてアピールしているかを確認しましょう。また、実際の口コミを参考にするのもおすすめです。

消防格納庫を設置するなら『三和鋼業』がおすすめ

スクロールできます
項目詳細
会社名三和鋼業株式会社
住所兵庫県尼崎市久々知西町2-39-2
電話番号06-6429-8456
公式サイトhttps://sanwa-door.jp/

三和鋼業は、1970年に大型扉・特殊扉の専門メーカーとして設立した会社です。これまでに培われてきた高い技術力により、他社では取り扱いできない専門性の高い大型扉から、格納庫・工場・美術館などを含む商業施設の特殊扉製造を幅広く取り扱っています。

創業以来、フルオーダーメイドでのモノづくりにこだわってきたからこそ、一つとして同じ製品はありません。過去には建築家『安藤忠雄氏』が手掛けるカーテンウォールの部材製造にも携わるほど、デザイン性や機能性に優れた製品を作る技術も有しています。

三和鋼業でなら、あなたの使用目的を踏まえてあなたにぴったりの製品を届けてくれるでしょう。

なお、以下の記事では三和鋼業について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

三和鋼業の強み

三和鋼業の強みは、一貫した社内育成と高い技術力にあります。職人の育成から企画設計、施工までを社内で管理しており、品質の一貫性と信頼性が確保されています。

さらに、長い歴史に裏打ちされた豊富な知見と柔軟な対応力により、顧客の多様な要望に的確に応えられる点も強みです。ISO9001認証を取得し、大型扉や防水ドアなど幅広い製品を手掛ける高度な技術力を持つことも、同社の優れた特長といえます。

まとめ

今回は、消防格納庫の種類から設置するポイントを解説しました。消防格納庫とは、火災や災害時に備えて消防装備品や防災用具を保管する施設です。

備蓄された消防装備品や防災用具を迅速に取り出し、火災や災害の発生時に迅速かつ効果的に対応するために設置されます。消防格納庫の種類は下記の通りです。

  • 地上型
  • 地下型
  • 屋内型

それぞれに特徴があるため、自分の使用目的に合ったモノを選びましょう。消防格納庫を設置することで、生命や財産の保護につながるため、火災対策において欠かせない存在です。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次