【高さ5M以上?!】大型扉の選び方からおすすめ製造会社3選を紹介

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大型扉

「大型扉の製造をしたい!」
「大型扉の基準ってなに?」
「おすすめの大型扉製造会社を知りたい!」

この記事に訪れた方は、上記のような悩みを抱えているでしょう。格納庫や大型施設などに取り入れられる大型用扉の製造を依頼しようにも、どのような基準で選べばいいか困っている人もいるはず。

また明確な基準がないからこそ、製造したい扉が大型扉に分類されるのかどうか判断できない人もいるでしょう。

そこで今回は、大型扉の基準から選び方まで紹介!合わせて大型扉施工事例やおすすめ製造会社3選まで解説します。この記事を読めば、あなたの作りたい大型扉を最適な製造会社に依頼できるようになりますよ。

また、以下の記事では産業用扉導入の際におすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

大型扉とは

「大型扉ってどんな扉?」と聞かれて明確に説明できる人は少ないでしょう。なぜなら、大型扉には明確な基準や定義が存在しておらず、製造会社によっても異なるからです。

事実、『大型扉とは』『大型扉 基準』と検索しても明確な基準は出てきません。そのため、製造したい扉が大型扉に分類されるかどうか困惑している人もいるはず。そこで、DOORSでは大型扉について明確な基準を設けられるように、独自調査しました。

調査した結果を踏まえて基準を定義すると、大型扉とは高さ5メートル以上の扉を示す扉であるということがわかりました。あなたが製造したい扉の高さが5メートル以上を超えてくる場合は、大型扉に分類されると判断してくださいね。

大型扉の設置場所別の最適な選び方

大型扉を選ぶ際、設置場所ごとに最適なタイプを選ぶことが重要です。例えば、格納庫では、広い開口部を確保するために、耐久性と耐候性に優れた引き上げ扉ウィンドウ扉が好まれます。

一方、工場では、動線を確保するために大型門扉が適しています。また、駐車場などでは、車両の出入りをスムーズにするため、自動開閉式の扉が便利です。

設置場所に合わせて、扉のサイズ、機能性、開閉方式を選ぶことが成功のポイントです。

大型扉のメンテナンス方法と注意点

大型扉の耐久性を保つためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。特に、開閉部のスムーズさを維持するためにレールやモーター部分の清掃と潤滑が重要です。

防錆処理塗装の再施工も定期的に行うことで、外部環境からの影響を防ぐことができます。さらに、セキュリティ機能やセンサー類の点検も忘れずに行い、故障や不具合を早期に発見して対応することが大切です。

適切なメンテナンスにより、大型扉の長寿命を実現できます。

大型扉の設置時に考慮すべき気候条件

大型扉の設置場所を選ぶ際には、気候条件を考慮することが非常に重要です。例えば、寒冷地では、低温による素材の劣化を防ぐために、防寒・耐寒性に優れた素材を選ぶ必要があります。

また、高湿度の地域では、防錆処理が施された素材や、防水機能がついた扉を選ぶことが有効です。海沿いのエリアでは、塩害対策として耐食性の高いステンレス製の扉が推奨されます。

地域特有の気候条件に合わせた選定が、扉の長期的な性能を支えます。

大型扉のカスタマイズオプション

大型扉にはさまざまなカスタマイズオプションがあり、使用目的に合わせた機能を追加できます。例えば、防火シャッターを設置することで、火災の広がりを防ぎます。

また、防音機能を加えることで、音の漏れを防止することが可能です。さらに、自動開閉機能センサー連動を追加することで、利便性を向上させ、効率的に操作できるようになります。

デザイン面でも、扉の色や材質を選択でき、建物の外観に合ったカスタマイズが可能です。各施設の特性に合わせて、最適なオプションを選ぶことで、性能やデザイン性が向上します。

大型扉の種類

大型扉には、大きく分けて下記の4種類があります。

  • 格納庫扉
  • 大型引き上げ扉
  • ウィンドウ扉
  • 大型門扉

それぞれ特長や性能が異なるため、具体的に解説していきます。

格納庫扉

格納庫扉とは、飛行機の機体などを保管する倉庫の扉のことです。大きな機体を収容するため、大きな入口「大開口」が必要となり、その分扉のサイズも大きくなります。

大開口の開閉は一見とても大変そうに感じますが、スピーディーに開閉できる電動の格納庫扉を選べば問題ありません。また、太陽の日射しを取り入れられる扉の素材を選べば、格納庫内を自然光でいっぱいにすることも可能です。

大型引き上げ扉

大型引き上げ扉も、大型扉の一種です。扉を天井に羽あげて開くため「引き上げ扉」と呼ばれています。また、主に埠頭の倉庫や貨物倉庫などで扱われています。

大型引き上げ扉は開口部が大きく開くため、貨物の移動を行ったり、大型の機械を動かしたりするのに最適です。さらに、扉を天井に上げる形式のため、扉の前に大きなスペースを用意する必要がないのも嬉しいポイントでしょう。

ウィンドウ扉

次に紹介するのは、ウィンドウ扉です。ウィンドウ扉とは、名前の通り窓を全面に施したようなガラス張りの扉で、ショーウィンドウのように外から施設内が透けて見えます。

また、全面がガラス張りになっていることでデザイン性も高く、採光性も抜群です。自然光をふんだんに取り入れたい場合や、中を見通せる公共施設を作りたい場合におすすめな扉だといえます。

大型門扉

大型門扉とは、施設や倉庫とは離れたところに独立して設置する大型の門扉のことをいいます。例えば、空港の飛行機格納庫に機体を誘導する道路に設置したり、敷地の仕切り箇所に設置したりする使い方が可能です。

また、工事する際の囲いなどとしても使用できるため、幅広い用途で使える汎用性が強みといえるでしょう。ご自身が考えている用途で使えるか知りたい場合は、一度業者に問い合わせてみるのがおすすめです。

大型扉の選び方

大型扉の定義が理解できたところで、さっそく大型扉を製造する際の選び方について解説していきます。大切な物を守る役割を果たす大型扉だからこそ、性能の高い製品を選びたいですよね。

そこで、大型扉を選ぶ際は、以下3つの点を押さえて選ぶようにしましょう。

  • 安全性
  • 耐久性
  • 機能性

それぞれについて以下で詳しく解説していきますね。

安全性

安全性とは、大型扉自体の耐風圧のことを指します。近年大型台風の影響で、物が飛んで扉にぶつかった結果シャッターなどの扉が破損してしまう事例が多く発生しているんです。

大切な物を守る役目として設置しているはずが、風圧の影響で破損してしまい施設内にある物が壊れてしまうことは避けたいですよね。

そこで、施設内の大切な物をしっかり守れる耐風圧に優れた大型扉を選ぶようにしましょう。業者や製品によって、耐風圧は変わってくるので細かく確認したほうがいいですよ。

耐久性

耐久性とは、大型扉自体の耐久年数のことを指します。どんなに製造費用が安い大型扉でも、耐久年数が短れば修繕費や改修費が後にかさんでしまうんです。

初期製造費用が安く抑えられても、後になって費用がかかってしまいトータルで見たら莫大な金額になっていたなんて事態は避けたいですよね。

そのため、大型扉を製造する際は目先の製造費用に囚われるのではなく、耐久年数も踏まえた長期的な目線で検討するようにしましょう。

業者や製品によって、耐久年数も変わってくるので細かく確認したほうがいいですよ。

機能性

機能性とは、大型扉自体の開閉速度のことを指します。近年では、手動型か電動型の2種類で扉の機能を選べますが、大型サイズを検討されている方は、電動型をおすすめします。

なぜなら、製造する扉の高さが大きくなる分扉の重量も増すため人力で扉を開閉することが難しくなるからです。

また、電動型であれば開閉するための無駄な人員コストの削減もできる他、事故やトラブルも避けられます。

そのため、大型扉を製造する際は電動型の機能を選ぶようにしましょう。業者や製品によって、手動のみ、電動のみと制限されているものがあるので注意してくださいね。

大型扉の施工事例3選

大型扉の選び方が理解できたところで、実際に施工されている大型扉の事例を見ていきましょう。
今回紹介する大型扉の施工事例は以下3つです。

  • あいち航空ミュージアム
  • 大型旅客機の整備場
  • 電力施設

それぞれの施工事例について以下で詳しく解説していきますね。

あいち航空ミュージアム

引用元:三和鋼業

こちらは、航空機用の格納庫になります。開口の高さは12M、横幅は8M規模の大型扉です。他社では表現できないデザイン性のある扉を製造できる三和鋼業ならではの特徴ある仕上がりになっています。

大型旅客機の整備場

引用元:金剛産業

こちらは、大型旅客機の整備場になります。全長70mもある大型旅客機の整備場は左右にスライドするスチール製の大型扉で、全開時には160m超というワイド開口を実現。

パネル幅は1枚16m超ですが、自走式なので開閉は想像以上にスムーズですよ。

電力施設

引用元:小俣シャッター

こちらは、電力施設になります。開口の高さは20M、横幅は24M規模の大型扉です。

日本に上陸したばかりのメガドアですが、ヘリ格納庫、航空宇宙分野関連機関など、風圧や塩害が強いエリアや大型開口を設ける建築物で導入され始めていますよ。

大型扉のおすすめ製造会社3選

ここまで読まてきた方は、「大型扉のおすすめの製造会社を知りたい!」と思っていることでしょう。あなたの目的に合った大型扉の製造ができるように、おすすめできる製造会社を紹介していきます。

おすすめする大型扉の製造会社は以下の3社です。

  • フルオーダーメイド制の三和鋼業
  • 満足以上の満足を提供する金剛産業
  • 技術の小俣シャッター工業

それぞれの製造会社について以下で解説していきます。

フルオーダーメイド制の三和鋼業

sanwa
出典元:三和鋼業
スクロールできます
項目詳細
所在地兵庫県尼崎市久々知西町2丁目39-2
電話番号06-6429-8456
公式サイトhttps://sanwa-door.jp/
事業内容大型扉、特殊扉の鋼製建具製造業・工事業
開口部の仕様にあわせた企画、設計、製造、施工及び保守点検

三和鋼業は50年以上の創業実績で培われた技術力で、他社では取り扱いできない専門性の高い大型扉、格納庫、工場、倉庫、美術館など含む商業施設の特殊扉製造を幅広く扱っている製造会社になります。

他社では取り扱いができない専門性が高い扉の製造を実現できるのは創業以来、「出来ないと言わずに、どうすればできるのか」思考し、努力し続けながら日々挑戦することを辞めなかった結果でしょう。

三和鋼業の強みは、一貫した社内育成と高い技術力にあります。職人の育成から企画設計、施工までを社内で管理しており、品質の一貫性と信頼性が確保されています。

さらに、長い歴史に裏打ちされた豊富な知見と柔軟な対応力により、顧客の多様な要望に的確に応えられる点も強みです。ISO9001認証を取得し、大型扉や防水ドアなど幅広い製品を手掛ける高度な技術力を持つことも、同社の優れた特長といえます。

また、過去には建築家、『安藤忠雄氏』が手掛けるカーテンウォールの部材製造にも携わるほどデザイン性や機能性に優れた製品を作る技術も有しているんですね。

なお、以下の記事では三和鋼業について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

満足以上の満足を提供する金剛産業

出典元:金剛産業
スクロールできます
項目詳細
所在地東京都中央区晴海1-8-12
電話番号03-3534-1800
公式サイトhttps://www.kongo.net/
事業内容産業用オーバードアー、住宅ガレージ用オーバードアー等の販売・製品開発・設計・製造・施工・メンテナンス事業

金剛産業は昭和35年の10月(1960年)に創業され、60年以上の実績と技術力を誇り、産業用オーバードアー、住宅ガレージ、大型扉、特殊扉などを扱っている製造会社になります。

「誠意」と「創意」、それを支える「勢意」を誇りとし、豊かな未来社会の実現に貢献するという経営理念の元、実績、品質、アフターサービスといった点で、お客様からの信頼や期待に応えられるよう心がけ、業界をリードしてきた会社です。

また、金剛産業ではお客様の希望に応え『満足以上の満足を提供する』ため営業から開発、設計、製造、施工、メンテナンスまで一貫体制で製品製造を行っているため、どこよりも優れた技術力で、真似できない機能を持った製品を製造してくれますよ。

金剛産業の特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてください。
【創業60年の施工実績】金剛産業の特徴から施工実績まで解説

技術の小俣シャッター工業

出典元:小俣シャッター
スクロールできます
項目詳細
所在地東京都北区王子本町2-23-9
電話番号03-3905-6211
公式サイトhttps://www.omata-s.co.jp/
事業内容シャッターを中心とした各種防災製品の研究・開発・アフターサービス

小俣シャッター工業は昭和元年(1926年)に創業され、創業90年以上の実績の中でシャッターの研究・開発に注ぎ、大開口に適したシャッター、船舶専用のシャッターなどを専門的に扱っている製造会社になります。

時代のニーズに合わせた製品の開発・研究を独自のノウハウで行い、日々研鑽してきた結果、製品の優秀性と施工の確実性が評価され『技術の小俣』と世評を頂く企業となりました。

また、小俣シャッターではスウェーデン発祥のメガドアを国内唯一の代理店として扱っており、JAXA種子島宇宙センターなどに導入している実績があります。

小俣シャッターの特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてください。

大型扉の設置依頼業者に迷った場合の対処法

大型扉の設置をどの業者に依頼するか迷った場合は、下記のような対処法を取るのがおすすめです。

  • 公式サイトから強みを比較する
  • 複数の業者に問い合わせ・相談を行う
  • 相見積もりを取る
  • 実際に調査してもらう

それぞれ、具体的にどのように行動すれば良いか見ていきましょう。

公式サイトから強みを比較する

大型扉の設置業者の公式サイトを見ると、その会社ならではの強みを確認することができます。そのため、複数の業者で迷っているなら、公式サイトに掲載されているそれぞれの会社の強みを比較して検討すると良いでしょう。

検討する基準としては「ご自身の希望を叶えられそうな業者はどれか」を大切にしてみてください。例えば、設置の難易度が高そうだと感じる場合は、技術力の高さを強みとしている業者を選ぶのが良いかもしれません。

このように、要望とマッチした強みを持つ業者を見つけましょう。

複数の業者に問い合わせ・相談を行う

どうしても公式サイトだけでは分からないことがあったり、ご自身の希望を満たせるか判断がつかなかったりすることもあるでしょう。そんなときは、すべての業者へ問い合わせ、相談を行ってしまうのも一つの方法です。

業者への問い合わせは、公式HPの問い合わせフォームや電話などから行えます。ご自身の希望を明確にした上で相談し、希望が叶えられそうかや、納得できる提案内容があるかなどを確認しましょう。

相見積もりを取る

予算を重視していたり、業者ごとの強みがあまり変わらず決断できなかったりする場合は、相見積もりを取るのがおすすめです。見積もりは、業者の公式HPにある見積もり依頼のページや、問い合わせフォームから依頼できます。

相見積もりが取れたら、一番価格が安い業者を選ぶのも良いですし、予算内に収まった業者すべてに一度相談するのもおすすめです。

実際に調査してもらう

複数の業者で悩んでいるなら、実際に調査してもらい、希望に合った商品を提案してもらえそうか確認するのも一つの方法です。調査依頼は、見積もりと同様に公式HPの調査依頼や問い合わせフォームから行えます。

実際に調査結果が届いたら、提案内容の納得度や、提案されている商品とご自身の要望のマッチ度を確認してみてください。その中で、最も納得できるものや合っていると感じる業者を選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回は、大型扉の選び方からおすすめ製造会社について解説しました。大型扉を選ぶ時の基準は以下の3つです。

  • 安全性
  • 耐久性
  • 機能性

あなたの目的に合った大型扉をスムーズに製造できるよう、上記3つの基準を踏まえて最適な製造会社に依頼しましょう。この記事が、あなたの大型扉製造の一助になれば幸いです。

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