格納庫扉の選び方からおすすめ製造会社3選を紹介

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格納庫扉

「格納庫扉の製造をしたい!」
「格納庫扉って何を基準に選べばいいの?」
「おすすめの格納庫扉製造会社を知りたい!」

この記事に訪れた方は、上記のような悩みを抱えているでしょう。

ヘリや飛行機を安全に整備・管理するのに欠かせないのが、格納庫扉。設置するにも決して安い費用ではないため、慎重に性能の高い製品を選びたいですよね。

とはいえ、格納庫扉の製造を行っている会社もさまざまあり、最適な製造会社を選ぶのに苦労している方もいるでしょう。

そこで今回は、格納庫扉の選び方からおすすめ製造会社まで紹介!合わせて格納庫扉の施工事例まで解説します。

この記事を読めば、あなたの作りたい格納庫扉を最適な製造会社に依頼できるようになりますよ。

また、以下の記事では産業用扉導入の際におすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

目次

格納庫扉とは

格納庫扉は、航空機やヘリコプターを保管・整備するための施設(格納庫)に設置される大型の開口部です。一般的な建物の扉とは比較にならないサイズと性能が要求され、航空機の安全な運用と保護に不可欠な役割を果たします。

格納庫扉は、単なる出入り口ではなく、強風や悪天候から貴重な航空機を守る防御壁であると同時に、日々の運用において効率的な出し入れを可能にする重要な設備です。適切な格納庫扉の選択は、航空機の長期的な保護と円滑な運用に直接影響します。

格納庫扉の選び方

さっそく、格納庫扉を製造する際の選び方について解説していきます。

施設内のヘリや飛行機を安全に守るためにも、性能の高い製品を選びたいですよね。

そこで、格納庫扉を選ぶ際は、以下3つの点を押さえて選ぶようにしましょう。

  • 安全性
  • 耐久性
  • 機能性

それぞれについて以下で詳しく解説していきますね。

安全性

安全性とは、扉自体の耐風圧のことを指します。近年大型台風の影響で、物が飛んでぶつかった結果シート性の格納庫扉が破損してしまうケースも発生しているんです。

施設内の大切なヘリや飛行機を守る役目として設置しているはずが、風圧の影響で破損してしまい、施設内のヘリや飛行機が破損・故障してしまう事態は避けたいですよね。

そこで、施設内のヘリや飛行機を安全に守れる耐風圧に優れた強度の強い格納庫扉を選ぶようにしましょう。

既製品を扱っている製造会社の製品の場合は、耐風圧に限度があるため注意してくださいね。

格納庫扉の安全性を評価する際には、以下の具体的な指標を確認することが重要です。

  1. 耐風圧性能:JIS規格や建築基準法に基づく風圧力に対する耐性(例:風速50m/s以上に耐えられるか)
  2. 構造強度:フレーム材質、板厚、補強材の配置など
  3. 衝撃吸収能力:飛来物や誤操作による衝突時の損傷を最小限に抑える設計
  4. 安全装置:挟み込み防止センサー、非常停止機能、手動解除システムなど
  5. 耐震性能:大地震の際の変形や脱落を防止する設計

特に離島や海岸沿いの飛行場など、強風や塩害の影響を受けやすい環境では、より高い安全基準を満たす格納庫扉を選定することが重要です。また、実際の設置環境に合わせた風荷重計算を行い、地域特性を考慮した設計を依頼するとよいでしょう。

耐久性

耐久性とは、扉自体の耐久年数のことを指します。大型ヘリや飛行機を格納するとなると、製造費用がかかるため少しでも予算を抑えたいと思いますよね。

しかし、どんなに製造費用が安い格納庫扉でも、耐久年数が短ければ修繕費や改修費が後にかさんでしまうんです。

初期製造費用が安く抑えられるということは、既製品の可能性が高く耐久年数以外の強度の性能も低いため、事故やトラブルが多発してしまう可能性もあります。

そのため、格納庫扉を製造する際は目先の製造費用に囚われるのではなく、耐久年数も踏まえた長期的な目線で製造するようにしましょう。

格納庫扉の耐久性は、総所有コスト(TCO)に直接影響する重要な要素です。耐久性を評価する際に確認すべきポイントは以下の通りです。

  1. 使用材料の品質:アルミ合金、スチール、ステンレスなど、目的に合った最適な素材選択
  2. 防錆・防食処理:特に海岸近くの施設では塩害対策が不可欠(溶融亜鉛めっき、特殊塗装など)
  3. 可動部分の耐久設計:ベアリング、ヒンジ、レールなどの摩耗しやすい部分の品質
  4. メンテナンス性:部品交換のしやすさ、点検口の配置、メンテナンスの容易さ
  5. メーカー保証期間:標準保証とオプション延長保証の内容

業界標準では、高品質な格納庫扉の耐用年数は15〜25年程度ですが、適切なメンテナンスを行うことで30年以上使用できる事例も少なくありません。

ライフサイクルコストの観点から、初期費用だけでなく、維持管理コストも含めた総合的な評価が重要です。

機能性

機能性とは、扉自体の開閉速度のことを指します。近年では、手動型か電動型の2種類で扉の機能を選べるため、電動型をおすすめします。

なぜなら、製造する格納庫扉の高さが大きくなる分、重量も増すため人力で扉を開閉することが難しくなるからです。

電動型のシャッター扉であれば開閉作業をする必要がないため、作業効率が上がることはもちろん、怪我をする可能性や巻き込み事故などのトラブルも避けられますよ。

そのため、格納庫扉を製造する際は電動型の機能を選ぶようにしましょう。業者や製品によって、手動のみ、電動のみと制限されているものがあるので注意してくださいね。

格納庫扉の機能性は、日常運用の効率と安全性に直結します。機能性を評価する際のチェックポイントは以下の通りです。

  1. 開閉方式の選択:横引き式、上吊り式、折りたたみ式、観音開き式など用途に最適な方式
  2. 開閉速度:特にドクターヘリなど緊急出動が必要な場合は高速開閉(目安:20〜30秒以内)
  3. 動力源の信頼性:停電時のバックアップ電源、手動切替機能の有無
  4. 操作性:リモコン、タッチパネル、各種センサーとの連動など
  5. 部分開放機能:人の出入りのみの場合に小扉を使用できるか
  6. 自動化レベル:風速センサーとの連動、スケジュール運転、遠隔監視システムなど

特に寒冷地では、凍結対策や雪対策も考慮する必要があります。また、格納庫内の温度管理が重要な場合は、断熱性能も機能性の一部として評価すべきでしょう。現代の高機能な格納庫扉では、IoT技術を活用した遠隔操作や状態監視が可能な製品も増えています。

格納庫扉の施工事例3選

格納庫扉の選び方が理解できたところで、実際に施工されている事例を見ていきましょう。

今回紹介する格納庫扉の施工事例は以下3つです。

  • 北九州空港 飛行整備用格納庫
  • ヘリコプター格納庫
  • ドクターヘリ格納庫

それぞれの施工事例について以下で詳しく解説していきますね。

北九州空港 飛行整備用格納庫

引用元:三和鋼業

こちらは、飛行整備用の格納庫扉になります。開口の高さは13.5M、横幅は41M規模の大型扉です。

他社では表現できないデザイン性のある扉を製造できる三和鋼業ならではの特徴ある仕上がりになっています。

ヘリコプター格納庫

引用元:金剛産業

こちらは、ヘリコプター用の格納庫扉になります。

緊急出動に備え、開口部の広さとより速い開閉速度が求められるのがヘリコプター用の格納庫扉。

軽快な操作性が特長のアルミタイプで迅速な初期対応を可能にできますよ。

ドクターヘリ格納庫

引用元:小俣シャッター工業

こちらは、ドクターヘリ用の格納庫扉になります。開口の高さは5M、横幅は12M規模の格納庫扉です。

日本に上陸したばかりのメガドアですが、ヘリ格納庫、航空宇宙分野関連機関など、風圧や塩害が強いエリアや大型開口を設ける建築物で導入され始めていますよ。

格納庫扉の種類と特徴

格納庫扉には様々な種類があり、それぞれに特徴や適した用途があります。

主な種類と特徴を解説します。

1. 横引き式格納庫扉

横引き式格納庫扉は、左右に分かれて横方向にスライドする方式を採用しています。この設計により上部空間を有効活用できるという大きな利点があります。また、40メートル以上という大開口にも対応可能であり、風の影響を受けにくい堅牢な構造が特徴です。

この種類の格納庫扉は、大型輸送機や旅客機の格納に最適であり、広いスパンが必要な軍用機格納庫でも頻繁に採用されています。特に強風が頻発する地域の施設では、その耐風性能から選ばれることが多いでしょう。

2. 上吊り式(オーバーヘッドタイプ)格納庫扉

上吊り式格納庫扉は、天井部に格納される巻き上げ式の構造を持っています。この設計最大の特徴は、床面にレールや障害物が一切ないことです。また、開閉時のスペース効率が優れており、高速での開閉動作が可能となっています。

このタイプの扉は、ヘリコプター格納庫や、ドクターヘリなど緊急出動が必要な施設に特に適しています。また、床面を完全にフラットにしたい場合にも理想的な選択肢となるでしょう。障害物のない滑らかな床面は、航空機の移動や整備作業の安全性と効率性を大幅に向上させます。

3. 折りたたみ式格納庫扉

折りたたみ式格納庫扉は、アコーディオンのように折りたたんで開閉する独特の機構を採用しています。この設計により、省スペースでありながら大きな開口部を確保できるという利点があります。また、比較的軽量で操作が容易であり、必要に応じて部分開放も柔軟に対応可能です。

このタイプの格納庫扉は、中小型航空機の格納に適しており、スペースが限られた施設での使用に最適です。また、頻繁に開閉する必要がある場所でも、その操作性の高さから重宝されています。省スペース設計と操作性の良さが、限られた敷地条件下での運用効率を高めます。

4. ファブリック(布製)格納庫扉

ファブリック格納庫扉は、その名の通り布製の素材を使用しており、非常に軽量で開閉が容易という特性を持っています。初期コストが比較的低く抑えられ、施工期間も短いという経済的なメリットがあります。ただし、断熱性は他のタイプと比較して低い点には注意が必要です。

この種類の格納庫扉は、仮設または期間限定の格納施設に適しており、温暖な気候の地域での使用に向いています。主に小型航空機やヘリコプターの格納に用いられることが多く、短期間の使用や予算の制約がある場合に検討される選択肢です。

各種類の選定にあたっては、航空機の種類、使用頻度、気候条件、予算など様々な要因を考慮して最適な方式を選ぶことが重要です。特に緊急出動が必要な用途では、開閉速度と信頼性を重視した選定が必要です。格納庫扉は航空機の保護と効率的な運用を左右する重要な設備であるため、長期的な視点からの検討が欠かせません。

格納庫扉のおすすめ製造会社3選

ここまで読まれてきた方は、「格納庫扉のおすすめの製造会社を知りたい!」と思っていることでしょう。

あなたの目的に合った格納庫扉の製造ができるように、おすすめできる製造会社を紹介していきます。

おすすめする格納庫扉製造会社は以下の3社です。

  • フルオーダーメイド制の三和鋼業
  • 満足以上の満足を提供する金剛産業
  • 技術の小俣シャッター工業

それぞれの製造会社について以下で解説していきます。

フルオーダーメイド制の三和鋼業

sanwa
出典元:三和鋼業
スクロールできます
項目詳細
所在地兵庫県尼崎市久々知西町2丁目39-2
電話番号06-6429-8456
公式サイトhttps://sanwa-door.jp/
事業内容大型扉、特殊扉の鋼製建具製造業・工事業
開口部の仕様にあわせた企画、設計、製造、施工及び保守点検

三和鋼業は50年以上の創業実績で培われた技術力で、他社では取り扱いできない専門性の高い大型扉、格納庫、工場、倉庫、美術館など含む商業施設の特殊扉製造を幅広く扱っている製造会社になります。

他社では取り扱いができない専門性が高い扉の製造を実現できるのは創業以来、「出来ないと言わずに、どうすればできるのか」思考し、努力し続けながら日々挑戦することを辞めなかった三和鋼業だからこそ辿り着けた技術力でしょう。

また、過去には建築家、『安藤忠雄氏』が手掛けるカーテンウォールの部材製造にも携わるほどデザイン性や機能性に優れた製品を作る技術も有しているんですね。

三和鋼業の特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてくださいね。

三和鋼業の格納庫扉は、完全オーダーメイド対応を強みとしており、特に超大型の航空機格納庫向け製品に定評があります。同社の特徴は、標準品の組み合わせではなく、各プロジェクトごとに一から設計を行う真のカスタム製作アプローチにあります。これにより、既存の建物構造や特殊な形状の開口部にも対応可能な柔軟性を実現しています。

技術面では、大型航空機格納庫に対応する40メートル以上の開口幅にも対応できる特殊な駆動機構や、航空自衛隊や海上保安庁など防衛関連施設の厳格な安全基準をクリアする高耐久性設計に強みを持っています。特に耐風圧性能は業界トップクラスで、風速90m/s(約324km/h)相当の超強風にも耐える特殊設計も可能です。

満足以上の満足を提供する金剛産業

kongo
出典元:金剛産業
スクロールできます
項目詳細
所在地東京都中央区晴海1-8-12
電話番号03-3534-1800
公式サイトhttps://www.kongo.net/
事業内容産業用オーバードアー、住宅ガレージ用オーバードアー等の販売・製品開発・設計・製造・施工・メンテナンス事業

金剛産業は昭和35年の10月(1960年)に創業され、60年以上の実績と技術力を誇り、産業用オーバードアー、住宅ガレージ、大型扉、特殊扉などを扱っている製造会社になります。

「誠意」と「創意」、それを支える「勢意」を誇りとし、豊かな未来社会の実現に貢献するという経営理念の元、実績、品質、アフターサービスといった点で、お客様からの信頼や期待に応えられるよう心がけ、業界をリードしてきた会社です。

また、金剛産業ではお客様の希望に応え『満足以上の満足を提供する』ため営業から開発、設計、製造、施工、メンテナンスまで一貫体制で製品製造を行っているため、どこよりも優れた技術力で、真似できない機能を持った製品を製造してくれますよ。

金剛産業の特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてくださいね。

金剛産業の格納庫扉は、特に天井部に格納されるオーバーヘッドタイプの製品に強みを持っており、日本で初めてオーバードア技術を導入したパイオニアとしての実績があります。

同社のオーバーヘッド式格納庫扉は、床面に障害物がなく、ヘリコプターなど回転翼機の安全な出入りに最適な設計が特徴です。

技術の小俣シャッター工業

omata
出典元:小俣シャッター
スクロールできます
項目詳細
所在地東京都北区王子本町2-23-9
電話番号03-3905-6215
公式サイトhttps://www.omata-s.co.jp/
事業内容各種シャッター、ドアをはじめとした鋼製建具の開発・設計・製造・販売・アフターサービス
最大製造施工サイズ高さ20M(HP参照)※最大製造可能サイズは企業へ問い合わせください

小俣シャッター工業は昭和元年(1926年)に創業され、創業90年以上の実績の中でシャッターの研究・開発に注ぎ、大開口に適したシャッター、船舶専用のシャッターなどを専門的に扱っている製造会社になります。

時代のニーズに合わせた製品の開発・研究を独自のノウハウで行い、日々研鑽してきた結果、製品の優秀性と施工の確実性が評価され『技術の小俣』と世評を頂く企業となりました。

また、小俣シャッターではスウェーデン発祥のメガドアを国内唯一の代理店として扱っており、JAXA種子島宇宙センターなどに導入している実績がありますよ。

小俣シャッター工業の特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてくださいね。

小俣シャッター工業の格納庫扉は、欧州の先進技術と日本の施工技術を融合させた独自の製品として高い評価を得ています。同社は世界的に評価の高いスウェーデンの「メガドア」を日本市場に導入した唯一の代理店として、国内の気象条件や建築基準に最適化した格納庫扉を提供しています。

技術面の最大の特徴は、従来の格納庫扉の常識を覆す画期的な折りたたみ機構にあります。この技術により、一般的な横引き式や上吊り式と比較して格納スペースを約50%削減することが可能になりました。特に敷地の制約が厳しい都市部の航空施設やヘリポートにおいて、この省スペース設計は大きな価値を提供しています。

まとめ

今回は、格納庫扉の選び方からおすすめ製造会社について解説しました。

格納庫扉を選ぶ時の基準は以下の3つです。

  • 安全性
  • 耐久性
  • 機能性

あなたの目的に合った格納庫扉を製造できるよう、上記3つの基準を踏まえて最適な製造会社に依頼しましょう。

この記事が、あなたの格納庫扉製造の一助になれば幸いです。

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