「耐風圧を高くしたい!」
「どんなときでも安心できるように対策したい!」
「強風への対策方法はなに?」
と気になっているのではないでしょうか。
台風による強風や災害時にも安心して生活や経営を続けたい方がほとんどでしょう。
そこで今回は、大型扉の耐風圧性能について解説していきます。強風への対策方法、実際に耐風圧性能が高い扉を製造できる会社を紹介するので、参考にしてください。
高い耐風圧性能の扉で万が一の災害でも安心できるように準備しておきましょう。
大型扉や倉庫扉の耐風圧性能とは?
一般住居には耐風圧性能に関する等級が設けられていますが、大型扉や倉庫扉には耐風圧性能を図る等級はありません。
そのため、扉やシャッターを製造する会社ごとに耐風圧性能に関する基準を設けていることがほとんどです。
一般的な非耐風仕様のシャッターは、600Pa(風圧)を基準につくられていますが、各土地の条件などによって、必要な耐風圧性能は変化します。そのため、台風などの災害に備えるためには、設置する場所の状況などから必要な耐風性能を測定した上で、風圧に耐えられる大型扉やシャッターを製造する必要があります。
台風などの強風によって起こる被害
近年多く発生する大型台風によって引き起こされる強風が住宅や施設、建物へ被害を発生させています。耐風圧性能が低い扉やシャッターを使用したままですと、強風により扉の破損や建物への影響が発生し、最悪の場合命を落としてしまう可能性もあるためとても危険です。
具体的には、以下のような強風による被害が発生します。
- 強風による飛来物で窓ガラスが割れる
- 扉やシャッターから吹き込んだ強風で天井や屋根が吹き飛ぶ
- 吹き込んだ雨が腐食やカビの発生を招く
耐風圧性能が低い状態のまま対策していないと、台風などが引き起こす強風によって上記のような被害を受けてしまう可能性があります。
被害を受けた際は、高額な修繕費用が必要になったり、企業ですと保管していたものまで被害を受けてしまい、相当な費用がかかってしまいます。
そのため、強風で被害を受ける前にできる限り対策しましょう。
台風などの強風に対する3つの対策
ここからは、実際に台風などの強風に対する対策を紹介します。今回紹介するのは以下の3つです。
- 建物自体を風の受けにくいエリアで建設する
- 強風の影響の受けにくい場所に扉を設置する
- 耐風圧性能の高い扉を導入する
それぞれの対策方法を確認して、あなたの状況にあった対策を施しましょう。
建物自体を風の受けにくいエリアで建設する
上記の表のように日本全国で強風が発生しやすい地域とそうでない地域が存在します。
そのため、まだ建物自体を建設していない場合はできる限り、上記の青色か黄色の地域で建設しましょう。
強風が発生しにくい地域で建物を建てることで被害を受けにくくできます。
強風の影響の受けにくい場所に扉を設置する
同じ地域でも、強風の影響を受けやすい場所があります。なるべく強風の影響を受けにくい場所に扉やシャッターを設置しましょう。
- 沿岸・田園地域
- 付近にマンションなどの高い建物があり、ビル風が吹く場所
- 高台の住宅地で風を遮る物がない
- 住宅地の入り口や角地に家があり、風の通りがよい
- 設置予定箇所の2方向以上が空き地などで風の通りがよい
上記のような風通りが良い地域や場所には扉やシャッターを設置しないようにしましょう。強風によって受ける被害を減らせます。
耐風圧性能の高い扉を導入する
台風などによる強風に対する対策として、耐風圧性能の高い扉を導入しましょう。
耐風圧性能が高い扉は、扉が圧力や風力によって変形や破損することなく、扉としての機能を維持し続けられる、耐久性の高い扉になります。
そのため、台風などの強風時にも安心して開閉ができ、強風による被害を受けずに過ごせます。
また、耐風圧性能の高い扉を導入する際は、倉庫を作っている会社ではなく、大型扉を製造している会社を選択しましょう。
耐風圧性能には等級がないため、それぞれの会社の等級で製造されます。大型扉は耐風圧性能が高いため、大型扉を製造している会社ですと安心してまかせられます。
耐風圧性能の高い扉を製造する会社3選
ここからは、実際に耐風圧性能の高い扉を製造している会社を紹介します。紹介する会社は以下の3社です。
- 三和鋼業
- 金剛産業
- 小俣シャッター工業
会社それぞれの特徴と製造事例を紹介します。あなたの安心を守れる扉を製造できる会社へ依頼しましょう。
状況に合わせてオーダーメイドする三和鋼業
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 三和鋼業株式会社 |
創業年数 | 昭和45年6月12日 |
公式サイト | https://sanwa-door.jp/ |
三和鋼業は『未来をひらく、未来をまもる』をコンセプトに商業施設や倉庫、格納庫などを建築している会社です。
大扉システムの生産方法についての特許を取得しており、小さな扉から巨大な扉まで安心して任せられる技術力があります。
また、数多くの建物を建設している実績もあります。
三和鋼業の事例
画像一番左は、成田国際空港の保安検査場にあるシャッターです。2枚の電動特殊中折扉で見た目も良く、性能も高い扉になっています。
画像真ん中は、栗田工業株式会社の扉になります。一見扉に見えないデザインですが、特殊な開き方で強風にも強い扉になっています。
画像一番右は、北九州空港飛行整備用格納庫の扉です。電動式8枚両引き分け扉で、飛行場の強風にも耐えられる耐風圧性能のある扉になっています。
一貫体制でニーズに応える金剛産業
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 金剛産業株式会社 |
創業年数 | 昭和35年10月15日 |
公式サイト | https://www.kongo.net/ |
金剛産業では、開発から設計、製造、施工、メンテナンスを一貫体制で構築させることで、さまざまな依頼者のニーズに応えられるようにしています。
オーバードアーを日本で初めて紹介したプライドをもち、『依頼者の満足以上』を引き出せる製品を製造しています。
金剛産業の事例
画像一番左は、耐風圧性能に特化したオーバードアーになります。オーバードアーは高い安全性と優れた操作性をもっています。
画像真ん中は、大型旅客機の整備場の扉になります。全開時には160メートル超というワイド開口を実現。パネル幅は1枚16メートル超ですが、自走式なので開閉は想像以上にスムーズに動作します。
画像一番右は、大型物流施設の車両の出入口用のオーバードアーです。車両の出入りが激しい物流施設では、スムーズに開閉できるようにアルミのオーバードアーを設置し対応しています。
他社で断られたら小俣シャッター工業
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 小俣シャッター工業株式会社 |
創業年数 | 昭和20年 |
公式サイト | https://www.omata-s.co.jp/ |
小俣シャッター工業は、他社にできないような扉でも製造してくれる会社です。
規格生産では開発できない、圧倒的な技術力とノウハウで昭和20年から80年以上に渡り扉を製造しています。
特殊なシャッターであっても、独自の技術開発で対応できるシャッター一筋の会社になります。
小俣シャッター工業の事例
画像一番左は、海上自衛隊護衛艦てるづきのシャッターです。潮風にも対応できるような耐風圧性能の高いシャッターになっています。
画像真ん中は、株式会社アイテック富津工場のシャッターです。電動大型扉の跳ね上げ式扉になっています。
画像一番右は、中日本航空株式会社H1棟格納庫のシャッターです。巨大な航空機が入る巨大扉で、飛行場の強風にも耐えられるように耐風圧性能が高くなっています。
まとめ
ここまで、耐風圧に関する情報を紹介してきました。
まとめると、台風などの強風で被害を受けないためには、
- 建物自体を風の少ない地域に建設する
- 強風の影響の受けにくい場所に扉を設置する
- 耐風圧性能の高い扉を導入する
などの対策を取ることで、強風の日にも安心できるでしょう。
実際に、強風に対し対策しておくだけで、将来的に起こる可能性のある被害をなくせる可能性があります。
耐風圧性能の高い扉やシャッターを検討している方は、ぜひ一度上記の3社を比較し、問い合わせてみましょう。
本記事が少しでもあなたの助力になれば幸いです。