「防潮扉の製造をしたい!」
「防潮扉の製造前に押さえておくべきことってなに?」
「おすすめの防潮扉製造会社を知りたい!」
この記事に訪れた方は、上記のような悩みを抱えているでしょう。
今後30年以内に70~80%の確率で発生すると予測されている南海トラフ地震の対策として、防潮扉の製造を検討されている方は多くいるはず。
とはいえ、防潮扉を製造するにも、どのような工程で依頼すればいいかわからず製造に進めず困っている方もいるでしょう。
また製造会社もさまざまあり、最適な製造会社を探すのに手間や時間がかかってしまいますよね。
そこで今回は、防潮扉の製造前に押さえておくべきポイントからおすすめ製造会社まで紹介!合わせて防潮扉の施工事例まで解説します。
この記事を読めば、あなたの作りたい防潮扉を最適な製造会社に依頼できるようになりますよ。
防潮扉とは
防潮扉とは、津波や高潮が発生した際に町や施設内に海水が侵入し、被害が拡大することを防ぐための頑丈な構造を備えた扉になります。
主に沿岸部の地域や海岸沿いの施設に導入される扉です。
いつ発生するかわからない大型地震による津波や高潮被害に備えるために、水害時の水の流入を未然に防ぐ重要な役割を果たす扉になります。
防潮扉を製造する前に押さえておくべき3ポイント
防潮扉製造の業者打ち合わせをスムーズに進められれば無駄な工数も省け、お互いにとってメリットがありますよね。
そこで、防潮扉の製造依頼前に事前に押さえておくべきポイントがあります。以下3つのポイントを事前に定めておくことでスムーズな製造依頼ができるでしょう。
- 製造サイズ
- 予算
- 製造期間
それぞれについて以下で詳しく解説していきますね。
製造サイズ
製造したい防潮扉のサイズによっては対応できない製造会社もあります。
特に、既製品をメインに販売している製造会社に依頼する場合は、製造サイズに限度があるため注意したほうがいいでしょう。
あなたの製造したい防潮扉の製造サイズが高さ5M以上の場合は、フルオーダー性で製造を行っている製造会社に依頼することをおすすめします。
そのため、事前に製造したい防潮扉のサイズを明確にして問い合わせしましょう。
予算
製造サイズが定まったら製造予算としていくらを想定しているのか明確にしておきましょう。
業者との打ち合わせでよくあるのが、目的とする用途の製造を業者側はしているが予算の都合で依頼ができないという問題です。
製造想定予算としていくらまでの予算なら支払い可能ということを問い合わせの段階で伝えられれば、上記のような問題も避けられるでしょう。
あなたの製造したい防潮扉のサイズ、想定予算を踏まえて問い合わせできれば、製造会社側からも製造可能かどうか返答をすぐもらえますよ。
製造期間
最後に、製造期間を明確にしておきましょう。製造する防潮扉のサイズによって製造期間はもちろん変動してきます。
また、依頼する製造会社によっても製造に割ける人員数や機材も異なるため、多少製造期間も変わってくるでしょう。
防潮扉の製造期間としては平均3ヶ月ほどを目安に考えておくといいですよ。
もちろん、製造したい防潮扉のサイズ・製造箇所数によって期間もズレる可能性はあるので、上記期間はあくまで目安として参考にしてください。
具体的な製造期間に関しては、理想とする製造期間を踏まえて業者との打ち合わせですり合わせていきましょう。
防潮扉の施工事例3選
防潮扉の製造前に押さえておくべきポイントが理解できたところで、実際に施工されている事例を見ていきましょう。
今回紹介する防潮扉の施工事例は以下3つです。
- 島根原子力発電所
- 津波対策用防水扉
- 埠頭向け防潮扉
それぞれの施工事例について以下で詳しく解説していきますね。
島根原子力発電所
引用元:三和鋼業
こちらは、手動式1枚引きの防潮扉になります。開口の高さは1.9.M、横幅は1.5M規模の防潮扉です。
三和鋼業株式会社では独自の引き寄せローラー方式の横引き扉によっても水密性に対する優れた威力を発揮する防潮扉を製造できますよ。
津波対策用防水扉
引用元:金剛産業
こちらは、発電所や特殊性能を求められる施設の開口部に最適な防潮扉になります。
停電した場合でも駆動装置を開放すれば、手動で開閉可能。その他、津波や高潮など災害から守る強度や、爆発の風圧や衝撃にも耐えられる堅牢な耐圧性も備えていますよ。
埠頭向け防潮扉
引用元:三田工業
こちらは、開口部分が密閉式の防潮扉になります。開口の高さは4.1M、横幅は4.8M規模の防潮扉です。
扉の吊り金物は自在式となっており、開口に押し当てやすいようになっています。また、扉下部も押し当てやすいよう、ふれ止めにも工夫がされていますよ。
防潮扉のおすすめ製造会社3選
ここまで読まてきた方は、「防潮扉のおすすめの製造会社を知りたい!」と思っていることでしょう。
あなたの目的に合った防潮扉の製造ができるように、おすすめできる製造会社を紹介していきます。
おすすめする防潮扉製造会社は以下の3社です。
- フルオーダーメイド制の三和鋼業
- 満足以上の満足を提供する金剛産業
- 設計から施工までトータル提供の三田工業
それぞれの製造会社について以下で解説していきます。
フルオーダーメイド制の三和鋼業
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 兵庫県尼崎市久々知西町2丁目39-2 |
電話番号 | 06-6429-8456 |
公式サイト | https://sanwa-door.jp/ |
事業内容 | 大型扉、特殊扉の鋼製建具製造業・工事業 開口部の仕様にあわせた企画、設計、製造、施工及び保守点検 |
三和鋼業は50年以上の創業実績で培われた技術力で、他社では取り扱いできない専門性の高い大型扉、格納庫、工場、倉庫、美術館など含む商業施設の特殊扉製造を幅広く扱っている製造会社になります。
他社では取り扱いができない専門性が高い扉の製造を実現できるのは創業以来、「出来ないと言わずに、どうすればできるのか」思考し、努力し続けながら日々挑戦することを辞めなかった三和鋼業だからこそ辿り着けた技術力でしょう。
また、過去には建築家、『安藤忠雄氏』が手掛けるカーテンウォールの部材製造にも携わるほどデザイン性や機能性に優れた製品を作る技術も有しているんですね。
三和鋼業の特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてくださいね。
満足以上の満足を提供する金剛産業
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 東京都中央区晴海1-8-12 |
電話番号 | 03-3534-1800 |
公式サイト | https://www.kongo.net/ |
事業内容 | 産業用オーバードアー、住宅ガレージ用オーバードアー等の販売・製品開発・設計・製造・施工・メンテナンス事業 |
金剛産業は昭和35年の10月(1960年)に創業され、60年以上の実績と技術力を誇り、産業用オーバードアー、住宅ガレージ、大型扉、特殊扉などを扱っている製造会社になります。
「誠意」と「創意」、それを支える「勢意」を誇りとし、豊かな未来社会の実現に貢献するという経営理念の元、実績、品質、アフターサービスといった点で、お客様からの信頼や期待に応えられるよう心がけ、業界をリードしてきた会社です。
また、金剛産業ではお客様の希望に応え『満足以上の満足を提供する』ため営業から開発、設計、製造、施工、メンテナンスまで一貫体制で製品製造を行っているため、どこよりも優れた技術力で、真似できない機能を持った製品を製造してくれますよ。
金剛産業の特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてくださいね。
設計から施工までトータル提供の三田工業
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 三重県鈴鹿市安塚町字源平塚1350番地の15 |
電話番号 | 059-383-4517 |
公式サイト | http://mita-co.jp/ |
事業内容 | 建材営業部・鋼製建具製造部・鉄骨建築部・工務部 |
最大製造施工サイズ | 高さ8.7M(HP参照)※最大製造可能サイズは企業へ問い合わせください |
三田工業は昭和38年(1963年)に前身となる三田溶接工業所を創立以来、50年以上鋼製建具に関する技術とノウハウを蓄積し、製造・販売してきた製造会社になります。
高い技術と即応性でお客様の要望に応えるため、設計から施工までトータル提供し、日々邁進し続け、高い総合力による技術と実績で、店舗・事業所・工場・公共施設・一般の住まいなど幅広い事業を展開している会社です。
建材営業部・鋼製建具製造部・鉄骨建築部・工務部の4つの事業に基づき、提案から設計・工場製造・施工・完成引渡・メンテナンスと時代の変化に合った製品を製造してくれますよ。
また、三田工業の特徴や施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてみてくださいね。
まとめ
今回は、防潮扉の製造前に押さえておくべきポイントからおすすめ製造会社について解説しました。
防潮扉の製造前に押さえておくべきポイントは以下の3つです。
- 製造サイズ
- 予算
- 製造期間
あなたの目的に合った防潮扉を製造できるよう、上記3つのポイントを踏まえて最適な製造会社に依頼しましょう。
この記事が、あなたの防潮扉製造の一助になれば幸いです。