「水密扉を設置したい!」
「水密扉はどこに依頼すればいいの?」
台風や洪水などの水害対策で重要となるのが水密扉です。建物内部への浸水を防ぎ、人命や建物を守るのに役立つでしょう。
しかし、水密扉にも様々な種類があるため、どうやって選べばいいか悩んでいる方もいるはず。また、製造を依頼する会社もどこを利用すればいいのか、分からない方もいることでしょう。
そこで今回は、水密扉の選び方からおすすめの製造会社を解説します。水密扉を導入する際の参考にしてください。
また、以下の記事では産業用扉導入の際におすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
水密扉とは

水密扉とは、台風や洪水などの水害時に水の浸入を防ぐための特殊なドアです。一般的な扉と比べて、より厚い材料や密閉性を高めるためのゴムパッキンなどが使われており、これによって建物への水の侵入を防ぎます。
そのため、オフィスビルや商業施設にある電気室や自家発電設備などの重要インフラ施設に設置すれば、水害時のリスクに備えられるでしょう。
水密扉は水害対策において非常に重要で、建物内部への浸水を防ぎ、人命の安全確保や経済的な被害の軽減に大きく貢献します。
水密扉の適用例と使用される場所
水密扉は、浸水や水圧の影響を受ける環境で使用される重要な防水設備です。主に、船舶の船内や海上施設、地下施設(トンネルや地下駐車場)、ダムの管理施設などで使用されます。
これらの場所では、急な水位上昇や水漏れを防ぐ必要があるため、水密性能が求められます。また、石油プラントや化学工場などの特殊施設でも、水密扉が使われることが多いです。
設置場所の特性に合わせて、強度や耐水圧性能を選定することが重要です。
水密扉の耐久性と長期的な維持管理
水密扉は設置後、長期にわたって高い水密性を維持する必要があります。そのためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
扉の耐久性は、使用される素材(鋼材やステンレス)や製品の構造に大きく影響されます。特に海上や地下の厳しい環境下では、塩害や腐食に対応するため、防錆処理や耐食性の高い素材が必要です。
定期的に密閉性の確認やパッキン、シール部品の交換を行い、故障や漏水を防ぐためのメンテナンスが求められます。長期使用において、使用環境や開閉頻度に合わせた管理を行うことで、水密扉の性能を最大限に保つことができます。
水密扉の製造素材と選び方
水密扉は、使用環境に応じて適切な素材を選ぶことが重要です。一般的な素材には鋼製、アルミ製、ステンレス製があります。
鋼製の水密扉は、強度が高く、重い扉でも耐水性を確保できますが、防錆処理が必須です。アルミ製は軽量で取り扱いが簡単ですが、強度がやや劣るため、規模が小さな施設や低水圧環境に適しています。
ステンレス製は耐食性が高く、海水や湿気が多い環境で非常に効果的です。選定時には、耐久性、設置場所の湿度や温度条件、そして予算に合わせて素材を選ぶことが求められます。
また、耐水圧性能や防火機能を考慮した製品選びも重要です。
水密扉を設置するメリット

水密扉を設置するメリットは以下の3つです。
それぞれのメリットを把握して、水密扉を採用するかの参考にしてみてください。
浸水被害を防げる
水密扉を設置する最大のメリットのひとつは、建物内部への浸水被害を防げることです。水密扉は気密性と耐水性に優れており、水の侵入を物理的に遮断する構造です。
台風や豪雨などによる河川の氾濫、高潮、津波といった水害リスクが高まる中、水密扉は浸水対策の有効な手段とされています。特に地下施設や海抜の低いエリアにおいて、効果が表れます。
建物の開口部を水密扉で保護するため、内部の機械設備や電気系統、重要な書類や商品などの損害を最小限に抑えることが可能です。また、水密扉は常時閉鎖しておく必要はなく、災害時や警報発令時に迅速に対応できる構造が多く、利便性にも優れています。
被害を未然に防ぐための備えとして、水密扉は極めて合理的な設備といえます。
経済的損失を防げる
水密扉を設置することで、浸水による建物内部への被害を最小限に抑えられます。設備や機器、在庫品などの損傷を防ぎ、修繕費や営業停止による損失を回避可能です。
特に、地下室や低層階に重要な設備が集中している建物では、水の侵入が直接的な経済的損失につながります。水密扉がその侵入を遮断する役割を果たすことで、事業継続性が保たれます。
また、災害後の復旧作業にかかるコストや時間も削減でき、結果として長期的なコストパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。
人命の安全確保ができる
近年、台風や豪雨による浸水被害が頻発しており、突然の水害によって施設内に大量の水が流れ込む危険性が高まっています。水密扉は、水の侵入を物理的に遮断する構造を持っており、施設内にいる作業員の退避時間を確保できます。
特に地下設備や密閉空間では、水の流入が即座に命に関わる状況を生むため、水密性の高い扉の設置が有効です。また、非常時に扉が機能することで、作業員がパニックに陥ることなく避難行動を取れ、混乱や二次災害の防止にもつながります。
水密扉を設置するデメリット

水密扉を設置するデメリットは以下の2つです。
それぞれのデメリットを把握して、水密扉での後悔を防ぎましょう。
設置費用が高くなりやすい
水密扉は水の侵入を完全に防ぐ構造であるため、通常の扉に比べて高い気密性と耐久性が求められます。使用される素材や製造工程が特殊となり、コストが上昇します。
また、現場の状況に応じた設計が必要になることも多いです。既製品では対応できない場合はオーダーメイドとなり、さらに費用がかさみます。
加えて、設置には専門的な施工技術が必要とされ、工事期間や人件費も通常より多くかかる傾向にあります。さまざまな要因が重なり、トータルでの導入コストは高額になりがちです。
水密扉の設置にはメリットと同時に、費用面での負担を十分に考慮しましょう。
定期的にメンテナンスが必要
水密扉は常に密閉性を保つ必要があるため、パッキンやヒンジ、ロック機構の劣化を放置すると機能が著しく低下します。正常に作動しない場合、浸水を防げず本来の役割を果たせません。
また、使用頻度が少ない設備であっても、定期的に点検・整備をおこなわなければ不具合に気づけません。メンテナンスには専門的な知識や部品交換が伴い、コストや作業時間も発生します。
水密扉の設置には維持管理の手間と費用を事前に見込んでおきましょう。
水密扉選びの失敗例

水密扉選びの失敗例は以下の5つです。
それぞれの例を把握して、水密扉選びの失敗を防ぎましょう。
希望のデザインを選べなかった
希望するデザインを選べなかったケースは、事前確認の不足や優先順位の誤りによって起こりやすい失敗例のひとつです。性能面を重視するあまり、メーカーや施工業者から提案された標準仕様をそのまま採用すると、意匠性に制約が出るケースがあります。
特に、水密性能を確保するためには扉枠や材質に制限が生じやすく、デザインの自由度が限られることを理解しておく必要があります。また、設計段階で意匠担当と防水・構造担当の間で十分な連携が取れていない場合、外観や内装との統一感を損なうデザインが採用される可能性もあるのです。
水密性能とデザイン性の両立を前提とした製品選定を初期段階からおこない、可能な選択肢を把握しておきましょう。
サポート体制が充実していなかった
水密扉は設置後の不具合や定期メンテナンスが必要になる場面は想定より多く、サポートの質が安全性に直結します。導入時にメーカーや販売業者が詳細な説明やアフター対応の体制について不明瞭だった場合、緊急時に迅速な対応が受けられず、施設運営に支障をきたす可能性があります。
また、修理部品の入手が困難だったり、対応できる技術者が限られていたりすると、機能維持に多大なコストと時間がかかる可能性が高いです。水密扉は長期間の使用を前提とした設備なため、導入時から継続的な支援体制を確認しましょう。
機能性を確認していなかった
水密扉を選定する際に機能性の確認を怠ると、重大なトラブルを引き起こす可能性があります。特に防水性能や耐圧性を軽視した場合、設置後に想定外の浸水や破損が発生する可能性が高いです。
用途に適した性能が確保されていなければ、たとえ設置場所や寸法が合っていたとしても、水密扉本来の目的を果たせません。たとえば、地下施設では一定の水圧に耐える構造が求められますが、要件を満たしていない扉を選んだ場合、非常時に機能せず被害を拡大させます。
設計段階で必要な機能要件を整理し、製品仕様書や試験データを確認した上で選定することが不可欠です。見た目やコストだけに注目するのではなく、性能に基づいた選択をしましょう。
予算を上回ってしまった
水密扉の選定において、予算オーバーの失敗は少なくありません。特に、初期段階で明確な要件整理やコスト比較をおこなわなかった場合に発生しやすいです。
たとえば、使用環境や防水性能に過剰なスペックを求めた結果、本来必要のない高性能モデルを採用し、結果として想定を大幅に上回る費用が発生します。また、設置環境に合わない扉を選んだために、現場対応のカスタマイズ工事が必要になり、費用が加算されるケースもあります。
見積もり段階で複数業者から比較を行わず、一社に依頼を絞ってしまうと、価格交渉の余地がなくコストが上がる可能性が高いです。水密扉は安全性を確保する重要設備ですが、性能とコストのバランスを見極め、仕様の過不足を避けましょう。
複数社の比較をしなかった
各社によって製品の性能や価格、アフターサービスには違いがあるため、比較検討を怠ると最適な選択ができません。たとえば、ある会社の水密扉は高い防水性能を持つ一方で価格が高く、別の会社はコスト面で優れているが耐久性に劣る場合があります。
違いを理解せずに一社に絞ると、求めていた性能が得られないリスクがあります。複数社を比較することで、自身のニーズや予算に合った水密扉を見極めることができ、長期的に満足のいく選択が可能です。
比較をおこなわなかったために、性能不足やコスト面での後悔が生じるケースが多いため、必ず複数の提案を受けましょう。
水密扉でチェックするべきポイント

水密扉の導入を検討している方は、何を基準に選べばいいのか分からない方もいることでしょう。そこで、水密扉でチェックするべき下記のポイントを解説します。
上記の性能が高い水密扉なら、水害による被害から建物を守れるでしょう。
水密性能
水密性とは、雨水の浸入をどれくらいの風圧まで防げるかを表す性能です。風雨にさらされた状態で面積1㎡あたり、どれくらいの風圧まで雨水の浸入を防げるかを基準とした等級で表します。
等級が高いほど、優れた水密性を有しているということです。
雨による漏水を防ぐ上で大切な性能であり、建物の立地条件によって風雨の程度は異なるため、条件に適した性能を有する扉を選ぶ必要があります。
耐水圧性能
耐水圧性能とは、浸水被害時にどれだけの水圧に耐えられるかを表す性能です。耐水圧性能が低い扉では、水圧が高まると水が侵入し、建物内部への被害が生じる可能性があります。
一方、十分な耐水圧性能を持っていれば、洪水や大雨などの自然災害が発生した際も、建物内部を水から守れるでしょう。
耐水圧性能は建物や設備の保護に不可欠であり、水による被害や浸水を最小限に抑えるためにも、十分な耐水圧性能が求められます。
操作性
水密扉を選ぶときは、操作性に注目するのも重要です。なぜなら、操作性が良くない水密扉を選んでしまうと、実際に災害が発生したときにうまく扱えない可能性が高いからです。
特に水密扉の操作性の良さを左右するのは、ハンドル部分でしょう。水密扉のハンドルには、ドアノブのようなスイング型や、車のハンドルのような形のものなどがあります。可能な限り簡単な操作で、誰でも回しやすそうな形状のものを選ぶのがおすすめです。
水密扉のおすすめ製造会社
ここからは、水密扉のおすすめ製造会社として下記3社を紹介します。
それそれ、実績が豊富で魅力的な製造会社となっています。
三和鋼業

三和鋼業は、1970年に大型扉・特殊扉の専門メーカーとして設立した会社です。これまでに培われてきた高い技術力により、他社では取り扱いできない専門性の高い大型扉から、工場・倉庫・美術館などを含む商業施設の特殊扉製造を幅広く取り扱っています。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 三和鋼業株式会社 |
住所 | 兵庫県尼崎市久々知西町2-39-2 |
電話番号 | 06-6429-8456 |
公式サイト | https://sanwa-door.jp/ |
創業以来、フルオーダーメイドでのモノづくりにこだわってきたからこそ、一つとして同じ製品はありません。三和鋼業でなら、あなたの使用目的を踏まえてあなたにぴったりの製品を届けてくれるでしょう。
三和鋼業の強みは、一貫した社内育成と高い技術力にあります。職人の育成から企画設計、施工までを社内で管理しており、品質の一貫性と信頼性が確保されています。
さらに、長い歴史に裏打ちされた豊富な知見と柔軟な対応力により、顧客の多様な要望に的確に応えられる点も強みです。ISO9001認証を取得し、大型扉や防水ドアなど幅広い製品を手掛ける高度な技術力を持つことも、同社の優れた特長といえます。
なお、以下の記事では三和鋼業について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
製品事例

三和鋼業では『アクアスクード』という、水密扉シリーズを展開しています。横引き式の水密扉をはじめ、埋込式や起伏式・持ち運び式など様々な機能の水密扉を揃えています。
また、駆動方法も手動や電動・油圧式などがあるため、ユーザーのニーズに幅広く対応してくれるでしょう。
新設の扉だけでなく既存の扉の外部に取り付ける製品から、普段は門扉として使用し、有事の際は防水機能を発揮する扉など、最適な扉を提案してくれます。
三和シヤッター工業

三和シヤッター工業は、シャッター・ドアをはじめとする建築用製品の販売・施工や修理・点検などを行う総合建材メーカーです。『安全・安心・快適』をスローガンに、都市空間や商空間・住空間のさまざまなシーンで、ユーザーの笑顔や幸せを守る製品を手掛けています。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 三和シヤッター工業株式会社 |
住所 | 東京都板橋区新河岸2-3-5 |
電話番号 | 03-5998-9111 |
公式サイト | https://www.sanwa-ss.co.jp/ |
そのため、緊急修理やメンテナンスに迅速に対応できるよう、24時間・365日・年中無休のフルタイムサービス体制を業界に先駆けて導入しました。
上記のような企業努力が実を結び、シャッター・スチールドアの国内シェア率がトップクラスをほこります。三和シヤッター工業でなら、安心して活用できる性能の高いシャッターが手に入るでしょう。
三和シヤッター工業の特徴について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
製品事例

三和シヤッター工業では、軽量シャッター用の簡易防水シート『eシート』を販売しています。従来の土のうでは、設置するまでに大幅な時間や体力を必要としましたが、eシートなら約5分~10分で取り付け可能です。
浸水高さ30cmまで対応可能なため、洪水時も水の侵入を防げるでしょう。また専用収納バッグで持ち運びが楽で収納場所も取らないため、既存の扉に水密性を持たせたい方におすすめです。
金剛産業

金剛産業は昭和35年に設立して以来、産業用オーバードアー・住宅ガレージ・大型扉・特殊扉などを扱っている会社です。よりユーザーに適した製品を提供するために、営業からメンテナンスまで責任を持って仕事を完結させる一貫体制を構築しています。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 金剛産業株式会社 |
住所 | 東京都中央区晴海1-8-12 |
電話番号 | 03-3534-1800 |
公式サイト | https://www.kongo.net/ |
営業担当はユーザーの要望を的確に把握し、開発・設計担当は安全で優れた製品の図面を描き、製造・施工担当は熟練の技を駆使して製品を作り上げてくれるでしょう。
また、製品納入後はユーザーの立場に立った、きめ細やかなサポートも実施しています。上記のように一貫体制の整っている金剛産業でなら、安心して任せられるでしょう。
金剛産業の特徴について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご覧ください。
製品事例

金剛産業では、津波対策用の水密扉を販売しています。駆動方法は電動式となっており、遠隔操作でも開閉できるため緊急時に迅速な対応ができるでしょう。
また、停電しても駆動装置を開放すれば手動で開閉できるため、いかなる事態が起こったとしても安心です。発電所や特殊性能を求められる施設の開口部に最適な扉となっています。
水密扉の設置業者に迷った場合の対処法

水密扉の設置業者を探していると、良さそうなところが複数見つかることもあるでしょう。そんな時は、下記のような対処法を試し、業者を絞っていくのがおすすめです。
- 公式HPの事例を見てみる
- 製品のカタログを見てみる
- 複数社に実際に相談してみる
- 相見積もりを取って価格を比較する
- 自社の環境に合ったオーダーメイドができるか確認する
- アフターケアが充実しているか確認する
それでは、それぞれの対処法について具体的に見ていきましょう。
公式HPの事例を見てみる
水密扉の設置業者に迷ったら、まずはそれぞれの業者の公式HPに掲載されている施工事例を見てみるのがおすすめです。というのも、施工事例を見れば実績の豊富さが分かったり、ご自身のケースに似た施工経験がありそうか確認したりできるからです。
HPを見て「施工事例が豊富に掲載されていて信用できそうだ」と感じれば、本格的に依頼を検討してみても良いでしょう。また、もしご自身に似た事例が掲載されていなかったとしても、掲載していないだけで実績はある可能性があります。
気になる場合は、直接問い合わせてみるのも良いかもしれません。
製品のカタログを見てみる
製品カタログを見てみるのも、水密扉の設置業者に迷った際の対処法の一つです。製品カタログを見れば、公式HPで簡単に紹介されている製品の特長をより具体的に知ることができます。
製品カタログを確認したい場合は、公式HPのカタログ請求フォームから依頼しましょう。また、業者によってはオンライン上にカタログを掲載している可能性があります。
個人情報を送りたくない方は、オンラインで探すのがおすすめです。
複数社に実際に相談してみる
複数の設置業者で迷っている場合、すべての業者に一度実際に相談してみるのもおすすめです。相談すれば、公式HPや商品カタログでは分からない強みを知ることができたり、ご自身のケースに合った提案を受けたりできるかもしれません。
もし検討している設置業者が多すぎる場合は、施工事例の豊富さやカタログを確認して、数社に絞った上で相談すると良いでしょう。また、実際に相談したら、それぞれの会社の良さを比較し、ご自身の理想に近い業者を選んでみてください。
相見積もりを取って価格を比較する
検討している業者から相見積もりを取って判断するのも、一つの方法です。これは特に、ある程度予算が決まっていたり、価格の低さで業者を決めたかったりする人におすすめでしょう。
業者から相見積もりを取る方法は簡単で、公式HPから見積もり依頼をするだけです。基本的には必要な情報を入力し、フォームを送信する形になりますが、業者によっては調査見積もりを承っているところもあります。
より現実的な見積もりを取りたい場合は、調査見積もりも含めて検討すると良いでしょう。
自社の環境に合ったオーダーメイドができるか確認する
特別高性能の水密扉を希望している場合や、特殊な場所での使用を考えている場合は、既存の製品では対応できない可能性があります。この場合、オーダーメイドで水密扉を作成してもらう必要があるでしょう。
そのため、まずはそもそもオーダーメイドでの制作を受け付けている業者かどうかを確かめてください。それでも複数社候補が残る場合は実際に相談し、予算感や提案内容をもとに比較して決めるのがおすすめです。
アフターケアが充実しているか確認する
様々な要素を比較しても依頼業者を絞り切れない場合は、アフターケアの充実度も確認してみましょう。水密扉は、いつでも問題なく開閉できる状態を保てるよう、定期的なメンテナンスを行うのが重要です。
そのため、可能であれば定期的に点検を実施し、都度必要な対応をしてくれる業者を選びましょう。アフターケアが充実している業者か知るには、公式HPを確認したり、実際に問い合わせてみるのがおすすめです。
まとめ
今回は、水密扉の選び方からおすすめの製造会社を解説しました。水密扉とは、台風や洪水などの水害時に水の浸入を防ぐための特殊なドアです。水密扉でチェックするべきポイントは下記の2つとなります。
- 水密性能
- 耐水圧性能
上記の性能が高い水密扉なら、水害による被害から人命や建物を守れるでしょう。自分の使用用途に合う、最適な水密扉を選んでください。本記事があなたのお役に立てることを願っております。